“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

堪えようとしても
堪えきれない


怒りとか
悲しみとか
呆れとか
軽蔑とか・・・。


いろいろな感情があふれ出して。




「おまえの好きなのは、いったい、誰、なんだよ!?」




遥の目を覚まさせたくて。


こんなの
絶対
間違ってるって
気づかせたくて。


大声で叫んだその言葉に、遥は・・・。


だた
涙を
一粒


・・・流しただけ、だった。