“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「確かに国内でも似たような学部はある。
先生だって調べてみた。
でも…
北村の学びたいことそのものずばりなのは――…
やはり…北村が第一志望にしていた大学に…留学するしかないんだ」


先生の瞳は、本当に凌のことを心配しているといった様子で。


本当なら、そんなこと凌以外には聞かないそして聞かせないはずなのに、それでもあたしに聞いてきた先生の瞳には、“矢野さんが関係しているんじゃないか?”そんなことが書かれているような気がした。


「自分であそこまで綿密に計画をたててステップアップしていたのに。
もったいない」


その言葉は、あたしの心に直接ささった。