“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「遥さ?
また赤点とったって?」


テストも終わり、また文化祭の準備が始まったあたしを待ってくれていた凌が、廊下であたしのかばんに手を伸ばしながら、かばんを持っていない手をグーに握り、それであたしのおでこをコツンと叩く。


「しょうがねぇなぁ、遥は」


目を細めながら、


「今度の期末は――…
まじめに勉強しないとな?」


あたしを見下ろしながら、あたしにだけわかるようにフッと甘く笑う。