“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

わなわな肩を震わせて、さっきと同じ体勢を崩せないあたしの後ろ、背中から凌の熱が消え――…


「送ってく」


そんな凌の声と、シャカシャカっと衣擦れの音がした。


その声が、いつもの――…


意地悪じゃない普通の凌の声だったから、あたしはホッと胸を撫で下ろした。


――のだけど。


「いつまでもこんなことしてると、誰もいないところまで遥をさらっていきたくなるしな」


…って、こんな甘いセリフとおでこへのキス。