“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「もぉぉぉぉ!!」


しょうがないなぁ!!


いつもはこんな意地悪しない凌でも、きっと一回やり始めると最後まで折れないのはわかりきってることで。


あたしが折れるしかないじゃ―ん!!


もぉぉぉ!!
恥ずかしいのにぃぃぃ!!


でもやるしかない!


困ったあたしは、一回で仕留めるつもりで、凌の左手に捕われているシャツに向かって、えいやっと両手を伸ばした。