“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

だって、凌。
さっき電気つけたじゃん。


あたしがシャツ探し始めたとき。


だから今は電気が煌々と点いていて――…


そんな中で、下着姿なんて…
無理。


絶対無理。


だから――…


「もぉ。
凌返してよぉぉぉ」


お布団を鼻のところまで引き上げて懇願しても。


「やだね」


凌は笑いを堪えているような顔で、ふいっと横を向くばかりで。


一向に返そうとはしてくれなくて。