ふにゃっと首をかしげて、小さな唇をぷにっと突き出す仕草とか。


「ふぅ。
がんばりすぎちゃって、暑くなっちゃった」


片手をうちわ代わりにしてパタパタ扇ぎながら、もう片手でシャツの首元をパタパタする遥。


そのときにのぞく白くきめ細かい肌と、浮き出た鎖骨とか。


「よし。
休憩終了。
がんばるぞぉ」


ラグに座りなおすときに、スカートがちょっとめくれて、チラリと見える白く細い足とか。


そんな、オレにはない――…


オレとは全然違う、“女の子・女の子”した遥を見ていると――…