“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

あたしには、凌がどうして怒ってるのか、まったくわからないよ。



それなのに、


「遥。
脱げって言ってるだろ?
早くしろ」



そんなことを言われても――…。



「えっと…
あの…」



脱ぐなら、空き教室でちゃんとね?
制服もそこに置いてあるし。
こんな――…誰からも丸見えなところで脱げるわけ…。



そう思ってモジモジするあたしに痺れをきらしたのか、凌はあたしの体をくるっとまわし、背中から抱き締めるような格好で、エプロンのリボンをするりとほどき、



「一人で脱げねぇんなら、オレが脱がしてやるよ」


そんなセリフとともに、ファスナーをジッと下げた。