「はぁ…」


ため息をついて顔を覆い、そのままずるずると机に顔を伏せる。


「明日は一緒に食べようね?
もちろん、遥ちゃんも一緒でいいからさ?」


そんな宏の声をスルーしたくても。


「明日は逃がさないよ?
凌―っ!!」


わしゃわしゃと髪をかき混ぜられると、


「やめろ!
宏っ!!
あー!!
もう!!
ウゼぇっつーの!!」


顔を上げるしかなくて。