“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「…え?」


…なに?
それ…


「あんなのいいわけ…」


「いいんだ」


それだけ言うと、凌はあたしのシャツのボタンに手をかけ、ひとつひとつボタンをかけ始めた。


「いいって…なにが?」


凌はおかしい。


学校であたしにこんなことをして。


お友達の伊藤くんにあんなことを言って。