“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

それなのに…



廊下に響き渡る悲鳴なんか無視して、あたしの手を掴んで、強引に歩く凌は――…



なんだか、あたしの知らない凌で。



おまけに――…




「んっ…」




空き教室に入ったとたん、あたしの身体を軽くドアに押付けて、




「…っ…」




こんなキスをするなんて。