“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「…凌っ!」


みんなの噂の標的にされちゃうよ!


どうしたの?
こんなことをして――…。


どんどん増える好奇の目に耐えられなくなって、繋がれていない左手も使って、なんとか凌から手を離そうとしたら――…


「あのさ。
みんなに言いたいことがある」


逆に左手を凌に掴まれて、肩を抱くように胸の中に抱き寄せられた。