やべぇな、オレ。


確実に、前よりももっと――…


“遥のことが好きになってる”


それも、自分で自覚してるよりも――それ以上に。


その証拠に、ほら。


「遥、スカート短すぎねぇ?」


前には気にならなかった、そんなことも。


「えぇ?そう?
前から同じだよ?」


――気になって、気になって。


長さの変わらないソレを、力任せに引っ張ってみたり。


「ほら。
シャツのボタンも!
一番上までとめろって!!」


「え?
りょ…一番上って…
苦しい…」