…ま、いっか。


こんな日も…悪くはない。


考えるのはお仕舞いだ。


あごにあてた手をほどき、遥に歩みよる途中、音もなく閉まったドアの気配。


髪を揺らし、くすっと笑って遥を抱き寄せる。




だって――…


最愛の子がこんなに近くにいるんだ。


その幸せをもっとオレに感じさせて?