綾瀬涼が用意してくれたのは、目も眩むようなまばゆい、豪華なスイートルームってやつで。 アイツ、どんだけ金持ちなんだよ…。 つーか… オレ達、まだ高校生なんですけど? こんな贅沢必要ねぇ… っつーか、こんな贅沢似合わねぇし。 お…落ち着かね―!! は…は… 微妙に引きつるオレの横。 「うわ―っ。 広―い。 きれーっ!!」 両手を頬にあて、うっとりする遥。