鼻息も荒く
「…んなことするかっ!!!」
ケータイを口元に近づけて、そう叫んだとき
「へぇ…知らなかったな。
君が。
そんなにもオレに惚れてたなんて」
綾瀬涼の低い声が――
「愛しのはるかちゃんよりもオレが大事だとは…ね?」
流れ出て――
「わかったよ、凌。
戻ってきたらたっぷり啼かせてあげるよ。
甘い声で…ね?」
耳元にあてたケータイから“ちゅっ”という音が、甘く甘くオレの耳に響いた。
「…んなことするかっ!!!」
ケータイを口元に近づけて、そう叫んだとき
「へぇ…知らなかったな。
君が。
そんなにもオレに惚れてたなんて」
綾瀬涼の低い声が――
「愛しのはるかちゃんよりもオレが大事だとは…ね?」
流れ出て――
「わかったよ、凌。
戻ってきたらたっぷり啼かせてあげるよ。
甘い声で…ね?」
耳元にあてたケータイから“ちゅっ”という音が、甘く甘くオレの耳に響いた。

