「そっか。
手術うまくいくといいな」



「うん。
だよね。
でも・・・」



そこで宏は顔に影を落とし、



「でも・・・。
サッカーができるようになるには・・・。
ちょっと・・・時間がかかるみたい・・・」



唇をかみしめる。



「征さ。
レギュラー決まったとき。
本当に喜んでたから。
すごくかわいそうでさ。
昨日、かける言葉もなかったよ・・・」



・・・なるほどね。

遥が責任を感じるわけだ。