“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】





『こんな細い腕でさ。
いったい、何が、できんだよ?』


『他の男の部屋には、二度と行くなよ?』


そう言った凌の…


『おまえ、付き合うって。
意味わかってて、言ってんのかよ?』


…凌の声が遠くで聞こえる。




『責任?
同情?
バッカじゃねぇ?
遥が、そんな気持ちで男と付き合えるんなら。
好きにしろ』


凌の、あたしをさげすんだ…
冷たい顔が脳裏に浮かぶ。