「…っ…」


…んな目で見るなよ。
つーか、マジ怖いんですけど。


綾瀬涼の人形のように綺麗な顔で無表情に見下ろされると…


「あ―!
も―!!
悪かったって!!
悪かった!!
オレが悪かったよ、涼」


なぜだかそう叫ぶしかなくて。


男相手にオレ、朝から何やってるんだろう…。


ぐったりするほどの疲労感を感じつつも、


「…可愛いね?凌」


スッと…指先で頬を下から上へと撫でられると―――