そんな長谷川くんの様子が―――


切なくて
苦しくて。


必死さが
痛々しくて。


あたしは
長谷川くんに
いったい
何を
してあげられるんだろう…。


悲しくなった。


こんなにも
あたしのことを
好きだと言ってくれるのに。


こんなにも
あたしのことを
必要としてくれるのに。


それなのに
こんなにも
切なくて
痛々しくて。