“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】

「どうする?」



静かに
淡々と
そう言って
遥の言葉を待ち




「凌・・・。
凌には・・・
あたしの気持ち・・・。
・・・わかんないよ・・」



悲鳴のような、苦しい声を絞り出す遥に、



「わかった。
それが、遥の答え、だな」



静かに
うなずき



「じゃあ。
本当に、お別れだ」



静かに
淡々と

でも

遥を
切り捨てるように




オレは
遥を
突き放した。