隣よろしくなって言いたいけど言えない…。 恥ずかしいし“何コイツ”って思われたら死ぬ…。 それに俺、靴下投げちまったし…。 海斗は1番前の席だから俺らとは遠い…やったな! 俺はあいつの顔をまじまじと見る。 白く透き通る肌、綺麗な唇、長いまつげ…。 何か変な汗出てきた…。 「さっきからじろじろ何?」 「いや…お前のコトなんて見てねーよ。自意識過剰!」 可愛くねぇ…謝れよ俺。 ほんとは見てたって、自意識過剰じゃないって、靴下ごめんなって。 「先生っ」 ?! あいつは手を挙げた。