ブラウスを着て

あたしはへなへなと地面に座りこんだ。








コンクリートのひんやりした固い感触が足に触れた。



あぁ、あたし、家の中にすら入ってなかったんだ。


いまさら気づく。









しばらく、目をつぶっていた。





もう何も考えられなかった。