ブラウスを着て

今度は、電気を点けなくてもすぐわかった。





ある種の覚悟もしてたし、ずっと部屋の扉にかけてたクマのマスコットがなくなっていた。







ぱちっ









まっさらなフローリング、ところどころ画鋲の跡がついたクリーム色の壁。








生まれたときから住んでた家。







お父さんとお母さんがこの家を買ったときは、これよりもうちょっときれいだったんだろうな。