曇リ硝子ノ記憶






誰もいない公園



また、溢れてくる

久しぶりの感覚

―泣く―


こうなったら

とことん泣いてやろう

何かに勝つような気分で

悔しさを涙にした、


「わーっ!!、」



私は泣きながら叫んだ


最後は声にならない



消えてく、音に近い声



「私って何なんだろうね」

そう呟いた。