◆第3章 『初デート』



こんなにもドキドキする瞬間って何年ぶりだろう。  


彼が話すひとつひとつの言葉が、


私の心と体に、ゆっくりと染み込んでいく。



“恋”の訪れを予感させる彼との時間…… 



もう何年も忘れてしまっているあの感覚。  



また、訪れるのであろうか――…