「あぁ、美味しかった!ご馳走様でした」


麻紀が用意してくれたカルボナーラにオニオングラタンスープ、シーザーサラダをすべて平らげた。


――完食だ。


「めぐみちゃん、今日はゆっくり休んでね。俺はこっちの部屋で寝るから麻紀とたっぷり話したらいいよ!」


「ありがとうございます!お言葉に甘えて、麻紀を一晩お借りします」 


「はい、どうぞどうぞ!」


片付けを済ませると、リビング脇にある六畳ほどの和室に布団を二組敷いた。