そして――



あの日の再会が、夢の中の出来事だったように、また、日常生活は繰り返される。 


何事もなかったかのように――。 


皆に、平等に与えられた時間だけが、ただ、正確に時を刻んでいくばかり。



あれから何枚、カレンダーを捲っただろう。



あの日のメールを最後に、彼とは、連絡を取り合っていなかった――。