――18番線に到着した。


今いる場所から自由席を目指して、走る。


挫いた右足に違和感を感じながらも、懸命に走る。


汗を拭う間も惜しんで、また走る。


あまりの私の急ぎ用に、振り返る人さえいた。


でも、そんなことも気にせず、ただひたすら、自由席を目指した。



自由席は、1号車から5号車。


5・4・3……と後ろから順番に空席を探していった。