……えぇー、マジで!?


まさか、私の車で移動するつもり?


小型車だし、運転に自信なんかないよ。



一瞬、不安がよぎったけど、それはすぐに解消された。 


「俺の車でいいかな?」



「うん、お願いします。」


「じゃあ、車はあっちだから少し歩くことになるけど、移動してくれる?」 



「うん。」 



ドアをロックすると、二人で少し離れた彼の車まで並んで歩いた。