残された私には、虚しさという、重い鉄の塊だけがのしかかった。 



あまりにも滑稽で、なんだか、馬鹿らしくも思えた。


ふと、頭をよぎったこと。

……私は、彼女の代わりなの?


今日だって、本当は彼女に一番先に会いたかったはずなのに……


都合がつかなくて、仕方なく私だったの?  


それって、都合がいいように、ただ私が利用されてるみたい。


それって、あんまりだよ……。


どうしても、悪いことばかり考えてしまう。