二階にある職員室の窓から空を眺めていると、大空を飛び回る飛行機の姿が目に映った。


彼への想いを、一層、募らせた時間だった。


何時の飛行機に乗るのかも聞いていないから、見送りにも行けない。   


もちろん……


見送りに行ったところで、裕司くんに迷惑がられるかもしれないし、


彼女でも来ていたら、それこそ大変なのだけれど……。