――四日後。


昨日は、ベッドに入ってからもなかなか寝付けないでいた。


考えることは、裕司くんのことばかり。


寝たり起きたり繰り返しているうちに、いつの間にか、朝を迎えていた。


正確には、あまり寝ていない。


カーテンを開けると、雲一つない青空が広がっていた。   






今日は、裕司くんがアメリカへ出発する日だ。     


土曜日に会ってから、彼からは何の連絡もない。