「じゃあ、ここで……。
今日は、本当にありがとう楽しかった!」



と別れを告げ、ホテルへ向かおうとしたときだった。


「キャッ」



急に、腕を引っ張られ、彼の胸元へ引き寄せられた。 


突然のことで、何がなんだか分からない。  



身長155センチの私の体は、すっぽりと彼の胸元に収まってしまった。