DESTINY〜君と出会えたキセキ〜

カウンターには、色とりどりのボトルが並べてあった。 

まるで、外の世界とは、別世界にいるような感じだ。 


カウンターと柱に挟まれた丸いテーブル席に私たちは案内された。


テーブルには、少し深さのあるガラスでできた、青いトレイが置かれていた。


その中には、アロマキャンドルが優しく灯されおり、私たちを温かく迎えた。  

薄暗い照明のシックな内装と溶け合って、そこはリラックスできる空間になっていた。


どことなく漂う甘いアロマの香りが、二人きりのデートを優しく包み込んだ。