そうこうしているうちに、電車は、賑やかな街・渋谷へと到着した。
大きなスクランブル交差点を二人で渡った。
行き交う人が多すぎて、肩と肩とがぶつかりそうになるのを避けながら前を歩く。
――と、裕司くんが私の右手を掴み、「危ないから」と微笑んだ。
さり気なく繋がれた右手に、胸をドキドキさせながら目を向ける。
私の小さな手を包み込んだ、彼の大きな手から体温が伝わる。
ドックン…ドックン……
と心臓が高鳴るのが分かる。
なんだろう……?この気持ち。
大きなスクランブル交差点を二人で渡った。
行き交う人が多すぎて、肩と肩とがぶつかりそうになるのを避けながら前を歩く。
――と、裕司くんが私の右手を掴み、「危ないから」と微笑んだ。
さり気なく繋がれた右手に、胸をドキドキさせながら目を向ける。
私の小さな手を包み込んだ、彼の大きな手から体温が伝わる。
ドックン…ドックン……
と心臓が高鳴るのが分かる。
なんだろう……?この気持ち。


