「桐谷様がお呼びです。今、大丈夫ですか?」 「一応…」 「では、すぐ向いましょう。」 どこへ? 桐谷様っていうのは誰ですか? たくさん聞きたいことはあるのに、執事さんに促されたあたしはリムジンに乗ることになってしまった。 「着きました。」 「ここ…」 着いた場所はこの前のパーティ会場。 彼方のお父さんに言われて、彼方が悩むことになってしまった場所。