「…はぁ」 教室に着いて席についたあたしは大きなため息をつく。 彼方がいないと寂しいな… 他3人がいるから楽しいけどさ。 「やっぱ毎日会いたいよー」 「捺禾…彼方もいろいろ頑張ってるから。待ってれば必ず毎日会えるようになるよ。」 「それっていつまで?」 「…それ、は…」 分かってる。 晃もみんな分からないことなんて。 嘘だよ、と安心させてあたしは窓の方へ視線を向けた。