部屋の扉を開けると、いつものメンバーが各々にあたしを待っていた。 「あ、おはよ。」 壁に寄りかかってケータイを弄ってる晃も 「捺禾…また寝癖。」 「わっ、ありがと。」 自分だって寝癖つけてるのにあたしのことばっか言うヒロも …みんな普通にいる。 でも… 「また彼方いないの?」 「そうみたい。」 彼方はこの頃学校に来ない。 あの日から忙しくなったのだと本人から聞いた。