――パフッ 無事に学校が終わって寮の自分の部屋につく。今日は少し疲れた。 よろよろとベッドへ倒れ込んだ。 彼方は分かってるのかな。 そう思いながら、枕に顔を埋めた。 ほんとはあたしは…心配するな、って言われたくない。 なにも言わせないつもりだ、彼方は。 たとえ兄弟がいて、家系を継いだとしても。それでも大変なことぐらい分かる。 だから、心配するんだよ。言われたら余計に。 あたしとかヒロに相談してくれたっていいのに。 「はぁー…」 ほんっと、何考えてるか分かんない!