+.*彼方side*.+



「寝たか…」



乱れた服を直して、毛布をかけてあげる。




やっぱり、捺が男といるとムカついてしょうがない。


子供みたいに嫉妬して…変なこと言わせて。



バカじゃん、俺。




頬を撫でるように触れる。…あれ、もしかしてさ。



「熱あったの…か?」




あれは熱にやられたせいか。気付かなかったのが申し訳ない。

どう考えてもあれは捺じゃなかったのに。


捺も捺でなんで気づかない。




はぁ、とため息を吐いた。


…とりあえず、あの山田って奴絞めとこ。



どれもこれもあいつのせいだ。






+.*彼方side終*.+