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「じゃあ、なっちゃんはかなと付き合うことになったんだ?」
なんで、あたし問い詰められてるんだろう。
なんであたし…正座しなくちゃいけないんだろう。
――あのあと、すぐ。
旅館に戻ったあたしたちは、一つの部屋に集まっていた。
左右には晃と彼方がいて。
目の前にはニッコリと天使のような笑顔で微笑んでる白夜。
ヒロはまぁ…布団でぐっすりと。
(ヒロ、ずるい…)
あたしだってのんびりしたいのに!
そうすれば問い詰められるなんて状況なかったのに!
心の中で叫んでも皆に聴こえることはない。
だから言いたい放題になりそうだ。

