そう踵を返した時。 ――ブォォーッ この雰囲気には絶対似合わない効果音が鳴り響いた。 この音って… 彼方と視線を合わせて、ゆっくりと音の方へ視線を向けてみれば。 「…げ。」 「なっちゃーーん!助けに来たよーー!!!」 「捺禾ぁぁあ!無事かー!!」 「(知らんぷり。)」 ――凄まじい音をたてたヘリコプターに3人が乗っていたのだった。 「また変な登場してるーー!!!」 もう呆れる他無かった。