「こっち来い!」 そのまま連れてかれそうになってヒロに視線を向けた。 「彼方ウザ…まーいっか、捺禾。」 ″いってらっしゃい″ チュッと軽いリップ音と共に、背中を押される。 「っ、ヒロ!?////」 「もう捺禾は悩まなくていいよ。」 何がなんだか分からないけどコクッと頷いて手を振る彼に振り返した。 ―――――… 「これでいいんだよな。」 「大翔。お疲れ。」 小さいのに背伸びをしてポンッと肩を叩くこいつが良い奴に思えて、 俺は自然とふわふわした髪を撫でていた。