何事かとあたしは動かしていた手を止め、 彼方は伏せていた顔を上げ、 晃は「あっ、そうだっけ。」と声を漏らし、 ヒロは寝ていた体を、不機嫌そうに起こした。 …宿題をやっていたのは晃とあたしだけだったのか。 ヒロはもうとっくに終わらしてたからいいけど。 「ねねっ、旅行行かない?♪」 もちろんこの5人で!と右手を広げ前に出す白夜 なんでいきなり…? いやそんなことより、「女子1人!?」 そこを先に突っ込むのを忘れていた。