ドキッ ――ほら、また。 彼方に心配されるたびに、胸が高鳴る …一回、離れよう。 そう彼方の胸を押したけど、離してくれない。 それどころか、彼の息が耳にかかる。 「なぁ、捺。」 「――――っ!!」 これはマズいって!! はーなーしーてー!!と、あたしは暴れた。