――時は流れ、空が暗くなってきた頃 あたしはまだ、ホテルにいた。 只今、現在進行中。 「……」 「…執事さん。」 「はい、なんでしょう?」 「いつになったら指示が来るの?」 「さぁ?」 この執事…慣れてる。 こういう人相手するの慣れてる感じだ… いや、自分で謙遜しちゃうのもあれなんだけど。 話を逸らすのに慣れてる。