――――――――⋯ ―――――⋯ その放課後 ヒロの足は校舎の隅へと進んでいた。 (どこ向かってんだろ…?) ヒロの回路ってわかんないなぁ… いつも、なに考えてるか気になる。 「ねー、ヒロ?どこ向かってるの?」 「…静かな場所」 勉強するから? だったら、寮でやればいいのに。 その考えが顔にでてたのか。 ヒロが振り向いて、こう言った。