「さっ…寒いですね!」 話をそらしつつ、手を離そうとした。 嫌いだから離すんじゃない。 好きだから… 好きだから… 気まずくなるから、離す…。 だけどやっぱり離してはくれない。 「どうして、離すの?」 「えっ…」 好きだから−− なんて言えない。 言ったって本気にはしてくれない。 所詮、私は子供だからなんだ。