「ずるいよ。やだ…もうヤダ!! きらい、大嫌い…。もう、別れる」

『駄目…辛いこと言うなよ。そんなの無理だ』

「なら、どうして浮気するの」
ゆっくりと手を伸ばして抱き締める。
振り払われない手に
愛を感じる

『好きだよ』

「ねぇ、何で離してくれないの」

『好きだから』

「どうして、あたしだけじゃ駄目なの」

『好きだよ』

「ほんとに…好き?」

『あぁ、誰よりも』





―――誰よりも
愛してる。